地域の医療実習生や職場体験の受入れに私たちは積極的に取り組んでいます。

担当者だけではなくスタッフ全員で指導する体制

8月2日から2か月間、当院放射線科としては初めて、北海道医薬専門学校の診療放射線学科3年生の臨床実習を受け入れました。

日頃使用しているMRI、CT、一般・ポータブル撮影やX線TV透視、DEXA、マンモグラフィなどの検査機器のほか、RIS、PACS、3D画像処理などのさまざまな設備やシステムを実際に使い、患者さまとも接しながら、実務体験を通して理解を深めることができました。

卒後1~2年のスタッフから、自身の経験を踏まえた国試対策の指導も行いました。年齢も近いこともあり、楽しくコミュニケーションを取りながらの実習となりました。実習生からも、授業で学んだ知識と現場での実践では感覚的に異なって難しかったが、丁寧な指導のおかげで楽しく実習できた、という感想をいただきました。

感染対策で緊張の日々ですが、実習生の志や期待に応え、未来の医療人の育成に貢献できるよう、スタッフ全員で取り組んでいきたいと思います。

MRIの画像について、撮像条件と画像の見え方の違い、病変の説明を行いました。ポイントごとの質問にも丁寧に答えています。
CTで撮影した画像を処理し、患者様に説明しやすい3D画像を指導者と一緒に作成しました。見やすさ、分かりやすさを心掛けています。
マンモグラフィ検査は乳房を複数方向から撮影する技術と痛みを減らすために患者さまが安心できる説明の仕方を指導しています。
骨密度測定検査の方法を説明しました。患者さまには腰と股関節の2ヶ所を測定することを事前に丁寧に説明することを指導しました。