新カリキュラムの方針に基づいた 充実した内容の実習
地域の医療実習生や職場体験の受入れに私たちは積極的に取り組んでいます。

基礎看護学実習Ⅱ(八戸看護専門学校)

6月26日から7月14日の12日間、八戸看護専門学校の2年生による基礎看護学実習Ⅱが行われました。
2022年度より新カリキュラムに移行し、多様性や複雑性に対応した看護の創造に対応した内容となっています。

一日の終わりの報告会。計画や目標に対して、援助の内容は効果的だったかを評価して、指導者からのアドバイスを受けて次につなげていきます。
患者さまとデイルームで談笑中。何気ない会話からも患者さまの背景やこれまでのことなど、たくさんの情報を得ることができます。

この実習の主な目的は、既習の知識を活用し、科学的プロセスを用いて看護過程展開の実際を学ぶことです。
実際に患者さまと接して、コミュニケーションや援助を体験していただくだけではなく、病棟看護師の行動を間近で見て考察することも基礎の段階では重要な目的としています。そのため、ベッドサイドでの看護師の思考過程、「何を考えて、どう行動するのか」を学生に伝えていきます。

食事の配膳、摂取状況の観察をします。食事形態は適しているのか、嚥下状況はどうか、食事ひとつでも観察点はたくさんあります。
毎日の行動計画や実習の目標を具体的に考え、看護過程や個別性をもとめるトレーニングも大事にすることで教員とも連携をとっています。

これからも、患者さまとの関わりの中で、看護をする喜びや楽しさを経験できる院内実習を通じて、より関心を深める機会となるよう、看護の魅力を精いっぱい伝えていきたいと思います。