具体的な治療方法を現場で学ぶ 診療参加型の実習
地域の医療実習生や職場体験の受入れに 私たちは積極的に取り組んでいます。

評価実習/東北メディカル学院 理学療法学科

11月6日~12月9日までの5週間、東北メディカル学院3年の評価実習が当院の回復期リハビリテーション病棟で行われました。

診療参加型実習という形式で、実習生は理学療法士とともにチームの一員としてリハビリテーション治療に参加し、現場での実体験を通して学習しました。訓練室にて患者さまの運動機能の評価や治療を体験したり、病棟にて日常場面での患者さまの動作を病棟スタッフとともに考える機会を持ちました。

関節可動域の計測を行いました。誰が測っても同様の数値になるよう、器具をあてる位置や見方を指導者とともに確認しました。
靴や下肢装具の装着も必要な練習のひとつです。動作の獲得には座っているバランスも大きく影響することを学びました。
当日関わる患者さまの情報収集や、実施した内容の確認を指導者とともに行います。翌日以降の課題も確認していきます。
指導のもと、下肢のストレッチを行いました。痛みの有無など、患者さまの表情を注視しながら行うことを学びました。

実習生からは、「指導担当だけではなく、チームスタッフや患者さまのご家族とも交流する機会を持ったことで、生活環境や家族背景を知ることでより具体的な目標を考えることができた」と感想をいただきました。

これからも患者さま一人ひとりに合わせた回復を考え、チームでリハビリテーションを提供できる療法士の育成に取り組んでいきたいと思います。