チーム医療の一員として診療に参加する実習
地域の医療実習生や職場体験の受入れに 私たちは積極的に取り組んでいます。

東北メディカル学院 作業療法学科

11月4日~12月7日までの5週間、東北メディカル学院作業療法学科3年の評価実習が当院で行われ、一般病棟と回復期リハビリテーション病棟にてリハビリ評価などを行いました。

高次脳機能面の検査を行いました。用紙を提示する位置や声掛けの仕方など、検査の手順を指導者とともに確認しました。
片手でも日常生活動作を自立して行えるように自助具の選定を行います。病棟のスタッフの意見も聞きながら導入を検討します。

診療参加型実習という形式で、実習生たちは作業療法士とともに患者さまの評価や治療、病棟での日常生活動作、他部門とのカンファレンスにも参加し、現場での実体験を通して学習しました。振り返りの時間には、治療の目的や方法について積極的に質問する姿勢が印象的でした。

関わる患者さまの情報収集や、評価した内容の確認を指導者とともに行います。あわせて、翌日以降の課題の確認も行います。
訓練の模擬動作を行いました。患者さまの動きを引き出しやすい訓練器具を選定することや、手の添え方なども学びます。

実習生からは「患者さまの病前生活を把握し、前向きに取り組むことができる目標を患者さまやスタッフと共に考え介入することが早期回復につながると感じた」と感想をいただきました。
これからも、患者さま一人ひとりに寄り添った回復を考え、地域での生活まで考えることのできる作業療法士の育成に取り組んでいきたいと思います。