退院後の生活を多職種連携で リアルに体験できる実習
地域の医療実習生や職場体験の受入れに私たちは積極的に取り組んでいます。

臨床評価実習(仙台青葉学院短期大学 言語聴覚科)

2月1日から21日の3週間、当院のリハビリテーション部言語聴覚科で、仙台青葉学院短期大学言語聴覚科2年生の評価実習が行われました。

実際の食事場面では、スプーンで口に運ぶまでや口腔内への取り込み、咀嚼から嚥下などを評価することの大切さを学びました。
嚥下造影検査で使用する食材や形態を、実際に見て確認しました。教科書で学んだ内容をより具体的に理解する機会となりました。

実習生に対し、担当言語聴覚士は、業務の内容や患者さまの評価と訓練について丁寧な説明を心掛け、実習生も多く質問をしていました。話すことの評価や訓練のほか、食べることの評価として、医師、放射線技師とともに実施する嚥下造影検査の見学のほか、訪問リハビリの言語聴覚療法の見学も実施しました。

放射線技師より実際の嚥下造影検査の映像を見ながら説明を聞き、多職種連携の重要性も経験しました。
担当言語聴覚士から、患者様の評価や治療に関するフィードバックを受けます。実習生からも積極的な質問が聞かれました。

実習生は、今まで動画で学んできた患者さまの症状と、実際にコミュニケーションをとってみての差を感じ、患者さまの理解を深め、訪問リハビリや病院の他部署の見学ができたことで、リハビリの連携や自宅での生活も理解することができたとのことでした。

これからも当院では、言語聴覚士など専門性の高いセラピストを目指す学生さんの育成に貢献してまいります。