平成30年度 糖尿病教室(1クール5回目)の開催


平成30年8月22日(水)13:00~14:00、当院1F交流ホールにて糖尿病教室(1クール5回目)を開催しました。

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まず初めに、当院で糖尿病を専門として外来診療して頂いている、介護老人保健施設しもだの施設長堺秀人先生より、糖尿病と歯周病についてご講演頂きました。歯科に関する講演は今回が初めてです。

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歯周病患者様の糖尿病罹患率は非常に高いそうです。それは口腔内の唾液分泌が減少する事で細菌が流れにくくなるためで、糖尿病と歯周病はお互いが悪化要因となりうるものとの事。糖尿病を治さないと歯も良くならない、歯を治さないと糖尿病も良くならない。糖尿病1型は歯周病の発病が多く、進行も悪化も早いそうですが、歯周病の治療が血糖コントロールに有効だそうです。尚、糖尿病2型もリスクは高くなっているそうです。

 

 

引き続き、美肌ドックで診療されている歯科医師の小笠原成美先生より『考えてみよう!歯の健康』と題して、糖尿病と主に歯周病に関するお話がありました。小笠原先生は岩手医科大学歯学部をご卒業され、現在岩手県盛岡市在住でいらっしゃいます。

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まずは、歯周病と糖尿病の関係についてです。

歯周病と糖尿病、両方にかかっている患者様が多く、歯周病は糖尿病合併症ランキングで6番目(歯周病リスク2.6倍)と言われているそうです。共に自覚症状がなく、重症になってから気付くことが多い病気。糖尿病になると免疫力が下がるので、傷が治りにくく歯周病が悪化しやすい為、罹患した場合重症化し、歯も少なくなっている方が多いそうです。また、歯周病は糖尿病だけでなく、心筋梗塞、脳梗塞のリスクも高め、早産、低体重児も生まれやすいという非常に怖い病気だそうです。

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次に歯周病についての説明です。

歯周病は歯肉や骨の細菌感染でおこるもので、炎症性の疾患だそうです。自覚症状がないため放置されやすく、歯を失う原因のナンバーワン。歯がぐらぐらする、歯肉が赤い、膿が出ているのが特徴で、主な原因は細菌のかたまりである、プラーク=歯垢との事。プラークは歯周ポケットにたまりやすく、うがいでは落ちないので、歯ブラシ等で取り除かないと歯石になってしまうそう。個人差があり必ず発症するとは限りませんが、糖尿病、喫煙、ストレス、そして不適切な入れ歯が歯周病を進行させる因子となっているそうです。

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後に歯周病の治療と予防に関してです。

まずはプラークを取ることが歯周病を防ぐ第一歩で、歯医者での専門的ケアと自宅でのセルフケアが効果的な予防となるそうです。歯医者では歯のクリーニングとかみ合わせのチェックを行い、基本は自宅でのセルフケア。日々の歯磨きがとても大事で、一カ所を10~20回位、ペンを持つようにして磨くと良いそうです。自分ではなかなか取れない深い歯周ポケット部分は歯医者さんで磨いてもらえるそう。また、入れ歯は磨くことの他、かみ合わせも重要とのこと。重度化し外科治療が必要となる前に、定期的に歯医者でメンテナンスして予防に努める事が必要だとのことです。

何歳になっても自分の歯で噛んで食べられるよう、毎日の歯磨きと歯医者でのメンテナンスを習慣化し健康な歯にしていきたいものです。

 

 

糖尿病教室は毎月第4水曜日13:00~14:00に1階交流ホールで開催しております。

どなた様も無料で参加できますので、是非お誘い合わせの上足をお運びください。