平成29年度 糖尿病教室(2クール5回目)の開催


平成30年2月28日(水)13:00~14:00、当院1F交流ホールにて糖尿病教室(2クール5回目)を開催し、20名の方が参加されました。

まず初めに、当院で糖尿病を専門として外来診療して頂いている、介護老人保健施設しもだ施設長 堺秀人先生より、糖尿病に関するお薬の種類と働きについてご講演頂きました。

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糖尿病に関する学会は、患者様ご家族様に病気のことを知って頂く、という活動を半世紀以上熱心に行っており、医療に関する進歩をなるたけ取り入れて活動しているそうです。今回、膨大な糖尿病薬の中から、多くの患者様に使用して頂いているお薬について堺先生からご説明頂きました。

まずは飲み薬について。糖尿病の飲み薬(経口血糖降下薬)は大きく二つに分類されるそうです。一つ目はメトホルミン系。昔から一般的に処方されるメトグルコ(ビグアナイト系)はこちらの系統の代表的な飲み薬で①糖が血液に吸収されるのをブロックし②乳酸がブドウ糖に変わるのを抑え③筋肉が糖を使うのを促進する働きを使用して血糖を下げる薬との事です。二つ目はDPP-4阻害薬。食事を摂ることによってインシュリンという血糖を下げるホルモン分泌されますが、インシュリンの分泌に不可欠な消化管で出されるインクレチンというホルモンを強めるための薬との事です。

 

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次にインシュリンについて。①ノボリンR等即効型②一日18時間から24時間の効き目の中間型③混合型④持続型があり、②の中間型が一般的に使用されているものだそうです。

 

堺先生のご講演の後、時折クイズを交えながら、当院の高橋薬剤師から糖尿病全般についてのお話がありました。糖尿病になった場合、食事療法と運動療法の次に薬物療法を行っていくのですが、食事療法は一緒に暮らしているご家族も含めて対策していくべきで、運動療法はやりすぎによる怪我などの危険性もあるので無理しないことが必要だそう。薬物療法については、主な副作用として、血糖が下がりすぎる低血糖があり、病気が悪化する事もあるので、低血糖時自分がどういう症状になるのか覚えておいた方が良いとの事でした。一般的に65歳以上の高齢者は子供と違って体力、臓器の機能等、個人差が非常に激しいそうなので、まずは各個人ごとに血糖コントロールの目標を立てる事が重要の様です。

 

最後に、高橋薬剤師が東日本大震災の際に、調剤カーを用いて災害医療支援事業に携わった際のエピソードが映像とともに語られました。

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被災された方がお薬手帳を持っていらしたおかげで処方がスムーズに行われた経験をもとに、お薬手帳、糖尿病手帳の大切さを参加者の皆様に呼びかけていました。

 

 

 

糖尿病教室は毎月第4水曜日13:00~14:00に1階交流ホールで開催しております。

無料となっておりますので、是非お誘い合わせの上足をお運びください。